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要らないかもしれませんが、、人生のスパイス、イタリアンスピリットをおすそわけ。


by AYA

Barbaresco

ヴィニタリーで出会ったバルバレスコの生産者に会いに。。。

マエストロお二人からお誘いいただいた。

バルバレスコは大好きなワインの一つ☆
バローロよりちょっと控え目で優しい感じが好きです。

でもトスカーナに住んでいるとどうしてもこの手のワインが遠くなっていく。。
小さい生産者になるとなおさら。

前の晩から楽しみにしていると、、、、やっぱり! 雨。

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ピエモンテに行くときはいつも雨か曇りか大雪。

だから私のピエモンテのイメージは「どんよりしたところ。」
ネッビ(霧)オーロの名のとおり、、、、霧にまみれた、、、場所。

トスカーナ人のマエストロは

「やっぱトスカーナだよなー。絶対ピエモンテなんかにすみたくない。」と毒舌。


アルバから下がって、バルバレスコDOCG内の南部サン・ロッコ村へ。

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イタリア半島は海底が隆起して誕生し浸食が繰り返しおこなわれてきた。。
土地の複雑さは旧大陸であったフランスとはくらべものにならないそう。

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このあたりでも化石が風化したものが畑からみつかる。

そしてランゲ地区を二分するタナロ川の上部(ロエロ地区)いくとより浸食時期が新しいためか
貝の化石そのものがしっかりとみつかるらしい。

このタナロ川の上部と下部では川を挟んだだけなのに全然土壌が違う。

マエストロいわく「上部のロエロでつくるようなアロマティックでキレのよいアルネイスのような白は
このバルバレスコ地区ではつくれない」

土地の隆起が複雑なため、クリュによっても土壌が全然違う。

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クリュ バザリン Basarin.... こわー。。。。

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初めて見た畑の天敵雹(=ひょう)を防ぐための秘密兵器。
それより前は横の十字架の前で祈るしかなかった。


そして、、ここにも いらっしゃいました。。

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御年88才の大大マエストロ。。。

バローロをブラインドで畑別に答えられるおじいちゃまらしい。

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地元の食とワイン、、土地を愛する人たち。。

購入したBarbaresco Basarin Riserva 2006 抜栓する日を楽しみにしながら

今日一日を振り返る。

一歩身近になったバルバレスコ

師匠、往復700km運転お疲れ様でした。。。。
# by ayamatsui | 2012-04-04 15:21 | ワインとつくり手

The world we love, Vinitaly 2012

今年もVINITALYが終わりました。

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今年から1日短くなって4日間、日曜日からスタート。
「4日で十分だよねー。」とこの日程はおおむね好評だったようです。
「1日減なのに会場費用は前年と同じだけ取られる。」なんていうブーイングも
ちらほら聞かれましたが。(笑)


2000年から参加してるからすでにもう13年。

生産者も同じ月日を過ごしているわけだから、

白い髪が増えたり、、顔に刻まれる皺がふえたり、、おなかにお肉がついたり、、、
お互い相手の顔をみながら過ぎた年月を確認してしまう。

何よりいい時代も、悪い時代も一緒に共有してきた関係はなににも変えられない。

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the world we love...
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# by ayamatsui | 2012-03-28 22:06 | ワインとつくり手

フィレンツェの爺。

やっぱりこの人に会わないと、、、、フィレンツェに帰ってきた気がしません。

いつものバールで、、!このお方との再会。 

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「いつものやつだよな。」と言って注文してくれた。

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大好物。Un cremino e un capuccio. あー帰ってきたなぁ。。


「待ちくたびれたぜーー!!で、どうだ日本は?」

「フェッラッリーナ(=アム爺のチンクエチェント)」はまたひどい運転されるのかって
ビクビクおびえてるけどな。」

「いったいいつになったら、教習所おわるんだ?わしはまだ安心して死ねないのか。」

などなど、、わたくしの運転の大先生



お爺は一人で機関銃のように、、、、バールで
3時間しゃべり続けたのでした。。

あぁ、、戻ってきたのだなぁと実感する一日。
# by ayamatsui | 2012-03-22 19:21 | アム爺のこと

Tua Rita

トゥアリータのエノテカ兼ディストリビューター機能をもつお店がオープン。

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そのオープニングセレモニーに招待していただく。

前オーナーヴィルジリオが亡くなってから、リタさんもほぼ引退に入り世代交代を迎えるトゥアリータ。

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それをささえるのは娘婿のStefano Frascolla.

#IMAGE|d0179770_1843597.jpg|201204/03/70/|mid|600|904#]

ワインがどんなに素晴らしくても、それだけではなかなか前に進んでいけないワイナリーの世界。

ステファノは、、一見怖い人。。ここだけ?の話、、、冷徹だとか、怖い、利益最優先主義?
ETC, ETC, 

そんな風にささやかれたりしているけれど次々に新しい販売戦略を出してしっかりとこのワイナリーを
守り、前に進ませている。

10年以上前先代が解任しキオッチョリに変えた自分の友人でもあるエノロゴ、ルカッダトーマを
再度ワイナリーに迎え入れた。

「ルカはこの土地の出身だ。だからこの土地の葡萄のことはキオッチョリよりもよくわかってる。」


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そしてこの小さい街に若い人の雇用があって、従業員もイキイキ働いている。。

それってやっぱりすごいこと。。。
# by ayamatsui | 2012-03-22 18:14 | ワインとつくり手

ふたつの国

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また戻ってきた。

この街に。。。。

1か月半の日本での滞在を終えて。

二つの国は、、流れる時間が全然違う。

どちらも必要。

どちらも愛している。

またスタート。がんばろう。

コツコツと。自分がやれることを、、一歩づつ。
# by ayamatsui | 2012-03-20 00:23 | 思うこと。